八王子100年森と踊るキッズキャンプ

【八王子100年森と踊るキッズキャンプ開催レポート】

先週末、7/29-31に、八王子市の小学生30人と共に八王子100年森と踊るキッズキャンプを開催しました!

次の時代を担う子供たちに、地元にある森・自然の中で楽しく遊びながら学ぶ体験をプレゼントしたい。

そして自然体験を通じた自由な発想から、ぜひみんなで、八王子のこれからの100年を想像し、一緒に八王子を作っていく一員となって欲しい。

そんな願いから生まれた、このキッズキャンプ。


夏休み、7月最後の土曜日。

やや緊張した面持ちのお父さん・お母さんに見送られ、

同じくやや緊張した面持ちの30人の小学4年~6年生と共に

八王子100年森と踊るキッズキャンプが始まりました。

学校も学年も違う30人の子供たち。

「集合~」と言っても何となく散らばっていて、まだぎこちなさが見えました。

でも、グループに分かれて自己紹介をする内に少しずつ打ち解けていきました。

【宮尾神社で参拝&ランチ】

最初はグループに分かれて、宮尾神社へ。


子供たちはさすがです。

歩いて向かうわずかな時間の中で、大人の参加者にも、グループのメンバーにも慣れてしまいました。


手水舎で身を清め、お玉串を供えてくれる代表者を決めて、みんなで参拝。

その後、宮司の高井さんから宮尾神社と、「夕焼小焼」についてお話ししていただきました。

童謡「夕焼小焼」の作詞者、中村雨紅はこの神社の宮司の三男として生まれ、宮尾神社はその発祥の場所と言われています。みなさんご存知でしたか?


境内には「夕焼小焼」の歌詞を彫った「夕焼の碑」があり、その前で佇む参加者の姿も見られました。

【竹炭&竹べら作り】

午後は2つのグループに分かれて、竹炭作り&竹べら作り。

今回、竹炭作りは、八王子の上恩方を拠点とされている「Daigoエコロジー村」のみなさんにお手伝いいただきました!

炭焼きについての説明を真剣な表情で聴く子供たち。

それぞれ、作業する竹を自分で1本選び、早速チャレンジ。

竹を割って、節をナタで落として、窯に詰めていきます。

竹を割る作業も、ナタも初めてのはずなのにお手の物の子供たち。

このあと、窯に粘土で蓋をして、火をつけて、一晩燃やし続けました。


ちなみにみなさん、始まったときの写真と比べると話を聞く子供たちの輪が小さくなっているの、分かりますか?

竹炭と並行して、2日目の皮むきで使う竹べらを交代で作りました。

こちらも、竹を切って、割るところから。

明日自分が使うものを作るので、子供たちも真剣です。

始まりこそ、「うまく削れない!できないよ~」という声が響き渡っていましたが、段々と無言に(笑)

雨が降ってきたのでBBQサイトに移動し、「自由時間だよー」と伝えてもなお、黙々と作業を続け、「もっとなめらかにしたい。もっと鋭くする」と拘りを見せる子供たちが沢山いました。

もちろん、「このくらいでいいや!」と早々に切り上げ、雨の中を駆け回る子供たちや、「食事のお手伝いをしたい!」と調理場に走っていく子供たちも。

みんなやりたいこと、好きなこと、拘りが違う。

それを自由に表現できるっていいな、と感じた時間でした。

【食事の時間】

食事は、地元恩方のスーパー&マルフジ精肉店から新鮮な食材を購入!


初日の夜はBBQとスープ。

2日目の朝はサンドイッチ。昼はおにぎり。夜はカレー。

3日目の朝はホットドッグとスープ。

2日目のおにぎりはオレンジマートわかばやしさんからご提供いただきました。

炭をキープするのも、食材を切るのも、子供たちも手伝います。


1日目の夜には、「これ食事多いの、持って行っていい?」と、竹炭の窯に付き添ってくださったいるDaigoエコロジー村のみなさんのところへ雨も気にせず嬉しそうに駆けていきました。

開催前は「子供たちが朝起きてこなくて朝ごはんに時間がかったらどうする?」と心配していた私たちでしたが、約半数の子供たちが早朝(4時くらい 笑)に起きだしてスタッフが起きる頃には雨の中を追いかけっこをしていました。


子供パワー恐るべし!

【皮むき間伐】

2日目の午前中は皮むき間伐。

朝はなんと、雨!

予定通りできるのか、判断は少し迷いました。

でも、あるスタッフの「子供たちが来てくれることで森も喜ぶはず」という一声で、決行を決めました。

森に着いたときには、「どろんこになっちゃうー」という声も聞かれた子供たち。

でも、森の話を聞いて、デモで木の皮を剥いた瞬間、「しろーい!きれい!」と歓声が響きます。

木を舐めると甘いよ、というとみんなでペロペロ。

「ほんとだー甘いー!」という子供たちの笑顔を見るのはいつでも嬉しいです。

そしていよいよグループに分かれて皮むき開始!

今回剥く木はヒノキ。

みんなで力を合わせて、みんな夢中です。

最初は気にしていた子供たちもいつの間にか泥だらけ。


終わった後、森を見渡して

「なんか、森が明るくなってる」

とつぶやいた男の子の表情が印象的でした。

【スプーン作り】

お昼においしいおにぎりを食べたら、午後は木工がスタート!


木工の先生に、森仲間のしーちゃんを迎えて、夕飯のカレーを食べるときに使うスプーンを作りました。


最初は慣れないカッターに悪戦苦闘する子供たち。

「固い!全然できない!削れないよー?」

でもちょっとコツをつかみ始めると、「あれ?なんかちょっと楽になってきた」と集中し始めます。


夢中になりすぎて柄が細くなり、「これじゃ具が重たかったら折れちゃうかもよー?カレーの具小さめでお願いします!」なんていう悲鳴も(笑)


自分で作ったスプーンで食べたカレーの味はどうだったかな?

【ワールドカフェ ~ おしゃべりの時間】

2日目の最後は、ワールドカフェファシリテーターのたんたんによる、大人参加者も交えたおしゃべりの時間。

みんなで落書きをしながら沢山おしゃべりをして、3日目の市長へのプレゼンの練習をしました。


2日間で、グループの仲間のどんないいところが見えたか。

森で何を感じたか。

100年後の森が、八王子が、どんなだったらいいか。


たんたんが、

「ある町では小学生~高校生からの提言を聞いた市長がその意見を取り入れて、高校がひとつできました」

と言った瞬間に子供たちが見せた真剣な目。


普段は素直になれなかったり、つい茶化してしまったり。

そんな子供たちが見せた、ストレートであたたかな森や未来への想いに触れ、最終日がとても楽しみになった時間でした。

【市長への提言の準備】

3日目は市長への提言の準備。

この日は自分が話したいテーマ毎に自由なグループに分かれて、みんなでアイディアを出し合いました。

2日間、沢山のことを体験した子供たち。

笑顔も2日前よりも輝いていますね。


【市長への提言】

そしていよいよ、市長への提言!


森があれば家族が仲良くなれるし、不良もいなくなる

石森市長の名前にも入っている「森」をもっと活かしてほしい。森には動物もいるし、もっと森を活かしたらみんな森が好きになる

その町の森の木でいろいろなものを作る。木の地産地消!


などなど、沢山の提言がありました。

30人の子供たちにぐるりと囲まれ、市長がたじろぐ場面も(笑)

30人の子供たちと過ごした3日間。

最後には、全員が「また来たい!」と言ってくれました。

きっとそれぞれ、自分の宝物を持って帰ってくれたのではないかと思います。


大人の私たちにとっても、本当にチャレンジと学びの多い、楽しい3日間でした。

何をするにも全力でぶつかっていく、何でも「楽しいこと」に変えてしまう天才の子供たちから多くのことを教えてもらいました。


また、終了後も、

・普段は口数の少ない息子が今日はずっとキャンプの話をしています

・今夜はスプーンを握りしめて寝袋で寝ています

・参加前よりも少し逞しくなったように感じました

・私たちが知らないこと、体験させてあげられない事を、今回学んでこれたようです。ありがとうございました

などなど、保護者のみなさんから沢山の嬉しいメッセージが届きました。


貴重な夏休みの3日間。

キッズキャンプに参加すると決めて来てくれた子供たち、本当にありがとう。

そして、大切なお子さんを私たちに預けてくださった保護者のみなさん、本当にありがとうございました。


この30人の子供たちが森と町をつないでくれる未来を楽しみに。